本日は『 歯ごたえ 』についての情報をお届けします。
こんにちは!
宇都宮市 馬場通りの歯医者
ホワイトエッセンス宇都宮ゴリデンタルクリニック 梅原です。
令和の”令”の字体が二種類あるそうですね。私は下の部分を”マ”と書いていたので、”刀”のように書く 令 には書き辛さを感じます。
文化庁の発表ではどちらでも良いそうですが、発表時もPC変換時も 令 なので、こちらに慣れていこうと思います!
さて本日は『 歯ごたえ 』についてのお話です!
歯ごたえ とは?
テレビの食レポでもよく耳にするこの言葉。
お蕎麦やうどんの”コシ”、レンコンのシャキっとした歯切れの良さ、エビのプリッとした食感、
これらは一体どこで、どうやって感じているのか、考えたことはありますか?
実は、歯の表面に感覚はないのです!
「歯ごたえ・歯切れ・歯ざわり」など、食感を表現する言葉には、「歯」という言葉がよく使用されます。
これらの食感は歯で感じているのでしょうか?
いいえ! 歯の表面には感覚が無いので、歯そのもので食感を感じることはありません。
では、歯の中を通る神経を通じて感じているのでしょうか?
いいえ! 神経は硬い歯の中に入っているため、噛んだ時の感覚はほとんど伝わりません。
もしかして、顎の骨で…?
惜しいですがこれも間違い! 確かに歯の根は”歯槽骨”と呼ばれる顎の骨に埋まっていますが、骨が食感を感じることはありません。
こんなところで感じている!
食感を感じているもの…その正体は『 歯根膜 』です!
歯根膜は、歯の根っことそれを支えている歯槽骨の間にあります。その厚さ、わずか0.5㎜以下。
私たちは極めて薄い膜に加わった圧力を感じて、食感を楽しんだり、食べ物を噛む力を調整したりしています。
また間違えてガリっと硬いものを噛んでしまったときなどには、歯や周りの骨を守るクッションの役割もしています。
歯根膜はなくなる?
歯ぎしり・食いしばりをしてしまったり、歯周病になったりすると、歯根膜が正常に働かなくなり、上手く噛めなくなります。さらに歯を失ってしまうと、歯根膜は一緒に無くなってしまいます。たとえ入れ歯やインプラントで歯を補ったとしても、100%の食感を取り戻すことは難しくなるのです。いつまでも楽しい食生活を送る為にも、自分の歯を失わないように日頃からしっかりケアをしておきましょう。
ゴリデンタルクリニックでは、正しい歯磨きの方法を来院時にお伝えし、その経過も確認しております。
本当に正しい歯磨きを実践し、食感を楽しめるお口元を維持していきましょう!