根面カリエス 【歯の豆知識】

 

本日は『 根面カリエス 』についての情報をお届けします。

 

こんにちは。

宇都宮市 馬場通りの歯医者

ホワイトエッセンス宇都宮ゴリデンタルクリニック 梅原です。

 

本日 7月31日 は、”蓄音機の日”

1877年、数々の発明品を世に出したエジソンが、自身の発明品の1つ「蓄音機」の特許を取得したことを受けて記念日に制定。エジソンは、元々電話機からの音を残す技術を考えていましたが、その過程で”音”を記録・再生することに方針転換したとのこと。ちなみに最初に録音されたのは、エジソンが自ら吹き込んだ”メリーさんの羊”だったそうです。この発明は、後に電話機や各種音楽機器に繋がったことを考えると、とても偉大な発明ですね!

 

さて本日は『 根面カリエス 』についてのお話です。

根面カリエス

根面(こんめん)とは歯の根の部分、カリエスとはむし歯のことをいいます。つまり根面カリエスとは、歯の根の部分にできたむし歯のことです。歯の上部は「エナメル質」と呼ばれる比較的強い歯質で守られていますが、歯の根の部分は「セメント質」という弱い歯質になっているため、とてもむし歯になりやすいのです。

 

40代以降&歯周病の方は注意!

通常、歯の根っこ歯ぐきに覆われています。なので虫歯の原因となる歯垢(プラーク)も付きにくいので、根面カリエスになりにくくなっています。しかし、歯茎は年齢とともに下がっていきます。早ければ30代後半から根っこが露出し始め、根面カリエスになる危険性が非常に高くなります。

根面カリエス

≪ 根面のセメント質はむし歯になりやすい ≫

かぶせものをしたところも注意!

「かぶせもの」の治療をした箇所も根面カリエスの注意が必要です。かぶせものは、政策当初はぴったりできていても、長年の使用などにより少しずつ隙間ができてきます。歯の根っこにかぶせものの隙間がある場合、この隙間に歯垢が入り込み、むし歯になってしまう危険性がとても高くなります。

根面カリエス

治療について

早期に発見できれば、レジンと呼ばれるプラスチックなどを用いて比較的簡単に治療ができます、しかし「かぶせもの」をしたところ、あるいはむし歯があまりにも進行している場合は、かぶせものを作り直したり、神経の除去抜歯が必要な場合もあります。根面カリエスは自分ではなかなか見つけられないので、歯科医院での定期チェックが大切です。

 

ゴリデンタルクリニック

むし歯は、歯の噛むところや間にできるイメージがあるかもしれませんが、歯茎との際にもできるということを知ることができましたね!何事も早期発見が大切です。発見が遅れるほど、そこを回復するために複数回治療をすることになってかえって時間が掛かることがほとんどです。時間を掛けず、そしてご自身の歯で健康に過ごすためにも、定期的に歯科医院を受診しましょう!