口腔外科

口腔外科(親知らず抜歯)

ホワイトエッセンス宇都宮院 口腔外科当院では小さなお子様からご高齢の患者様まで、細心の注意をはらって抜歯治療を実施しています。
なかでも、皆さまにとって特に身近な抜歯治療は『親知らずの抜歯』でしょう。

親知らずとは、奥歯にあたる6歳臼歯と12歳臼歯のさらに奥から生えてくる『18歳臼歯』のことを指しています。親知らずが生えてくる20歳前後には、歯茎の被ったところに細菌が溜まって歯茎が腫れたり、横や斜めに生えてくるトラブルが頻発します。

親知らずがキレイに生えている場合には必ずしも抜歯を行う必要はありません。ただし、将来的にトラブルを引き起こす可能性がある場合には、早めに抜歯しておくことで、問題の原因から取り除いておくことが重要です。
ここでは親知らず抜歯の手順や重要なポイントについてご説明いたします。

親知らずの抜歯は、どこで治療しても同じ??

親不知の抜歯には、簡単なケースから難しいケースまであります。 簡単なケースであれば、どの医院で行っても大きな差はないかと思いますが、難しい症例は、治療する歯科医院を選ばれた方がよいかと思います。 難しいケースとは、外科処置が必要だったり、神経や血管が親知らずの近くにあるケースです。しっかりと診査診断した上で治療に臨む必要があります。 通常、大学病院を紹介されてしまうケースであっても当院では対応できます。 どのような体制で当院が治療しているかをご紹介します。

体制1 「口腔外科医」が在籍しています

大学にて「口腔外科」を専攻していたドクターが在籍しています。 口腔外科とは、抜歯やインプラント、口腔がんなどを扱う科になります。 これらの中で「親知らずの抜歯」は、難しいケースも含め日常的に行われる処置となります。担当ドクターは多くの症例数、そして様々なパータンを経験してきましたので、安心してお任せいただけます。

体制2 CT(三次元立体画像撮影装置)による事前の診査診断

一般的に歯科医院にあるレントゲンは「二次元」です。
当院には二次元よりも詳細に分析できる「三次元」のCT装置を導入しています。
三次元撮影装置(CT)を利用すると、二次元のレントゲンでは確認することができなかった部分まで事前に確認することができるようになります。
歯科医療において「見える」「見えない」は治療のクオリティに大きな差を生みます。
ましてや、外科処置が必要な場合や、近くに血管・神経が通っている場合はなおさらです。
抜歯を検討される場合は、CT装置を導入している医院で受診されることをお勧めします。

親知らず抜歯の流れ

1. 血管や神経の位置をレントゲンで確認

まずは血管や神経の位置、また親知らずの根の状態を確認するため、レントゲン撮影を行います。
当院では抜歯前に親知らずの状態をきちんと把握し、抜歯治療の安全性を最優先に確保します。

2. 表面麻酔と注射麻酔で痛みを最小限に抑える

通常、親知らずを抜歯する前には注射麻酔を行いますが、当院では注射麻酔の前に表面麻酔を施しておくことで、麻酔時の痛みを最小限に留めます。また、注射麻酔の痛みは圧の強さによって変わるため、当院では圧の小さい電動麻酔器を使用して、痛みを出さないように配慮します。

3. 親知らずを抜歯する

歯と骨の間には歯根膜(しこんまく)と呼ばれるクッションのようなものがありますが、親知らず抜歯の際には専用の器具を使用して、このクッションから親知らずを引き離します。
抜歯時には基本的に麻酔が効いているため、痛みはほとんど感じません。ただし、万が一痛みが出る場合には合図を送っていただき、麻酔を追加します。骨の奥に埋まっている親知らずの場合は、周囲の骨を削ったり、歯を小さく割ってから抜歯を行うため、頑張ってお口を開いておいていただきます。

4. 糸で縫って傷口を小さくする

親知らずを抜歯した後は、抜いた部分の穴が早く塞がるように、傷口を縫って小さくしたり、穴に止血用のスポンジを入れてかさぶたの形成を促します。また、麻酔の効果は1~3時間ほどで切れてくるため、痛みが心配な方は麻酔が切れる前に痛み止めを飲んでいただきます。

5. ガーゼで圧迫止血する

出血を早く止めるため、ガーゼで圧迫止血し、痛みや腫れを最小限に抑えます。また、抜歯した後の穴が早く塞がるように、30〜60分ほどガーゼを強く噛んでもらい、止血を行います。血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は血が止まりにくいため、長めにガーゼを噛むようにご注意いただきます。

6. 1週間後に糸を取る

抜歯から1週間ほどが経過すると、親知らずを抜いた部分の傷口が塞がってくるため、糸を取る処置を行います。その後、約3~4週間で傷口は完全にふさがり、骨は3~6か月ほどで回復するでしょう。ただし、こちらはあくまで目安の期間であり、人によって差があります。