歯周病と喫煙 【歯の豆知識】

本日は『 歯周病と喫煙 』についての情報をお届けします。

 

こんにちは。

宇都宮市 馬場通りの歯医者

ホワイトエッセンス宇都宮ゴリデンタルクリニック 梅原です。

 

本日 7月12日 は、”人間ドックの日”

1954年、現・国立国際医療研究センター病院にて日本で初めて「人間ドック」という名の検査が行われたことに由来して制定。人間ドックは自身の身体の悪いところや健康状態の検査を行うことから、主に船の修繕を行う場所の意味で使われる”dock”を病院に、船を人に見立てて使われる言葉になったそうです(※諸説あり)。何か調子が悪いなぁと思ってからでは何事も遅いので、定期的に検査を受けて健康を維持することは大切ですね!

 

さて本日は『 喫煙と歯周病 』についてのお話です。

歯周病と喫煙

喫煙と歯周病は大きく関係しています

発がん性物質やさまざまな有毒物質を含んでいるタバコの煙。様々な健康への悪影響が知られていますが、歯周病も例外ではありません。

 

喫煙者は歯周病にかかりやすい

歯周病は細菌感染によって歯周組織が破壊される病気。喫煙による一酸化炭素ニコチンの摂取により、血管収縮免疫力の低下などを引き起こし、歯周病菌の活動が活性化します。ある統計によれば、喫煙者の歯周病リスクは、非喫煙者の2~6倍にも高くなると言われています。

歯周病と喫煙

喫煙者は治りが悪い

歯周病治療は、口腔内の歯周病菌を減らし、人間本来の持つ自然治癒力を利用して歯周組織の状態を改善させていきます。つまり、どんなに歯科で治療をしても、患者さん自身の持つ治癒力が低ければ、状態が中々よくなりません。

そのため、喫煙はその有害物質により、自然治癒力に大きな悪影響を及ぼし、歯周病の治りを悪くします。それどころか、重症化しやすくなりますので、十分な治療が必要です。

歯周病と喫煙

喫煙者の歯周病リスクは、吸う本数に比例して高まります。

ゴリデンタルクリニック

先日も生活習慣と歯周病の関係の中で喫煙には触れましたが、喫煙のリスクは本当に高いため、個別でも記事を掲載致しました。分煙が騒がれたのは少し前で、今では喫煙できる場所も相当減ってきています。これだけ騒がれていることですので、喫煙者の多くは”止めないといけない”という意識がある中で吸い続けてしまっているのが現状かと思います。止められないのであればせめて、ゴリデンタルクリニックでのケアを非喫煙者よりも頻度を増やして受けましょう。

ただ私たちがお伝えしたいことは、お口元から見ても全身の健康から見ても、禁煙がベストということです。10年後、20年後の将来を考えて、今どうするかを決めていきましょう!